新丸ビル Maison Barsacさん
今年2月新丸ビルでコロナクラスターが発生し、これまで経験したことのない見えない敵の脅威を痛感。
新体制となり新プロジェクトを計画していた矢先の出来事で、売上はもちろん精神的なダメージが大きかったと振り返るのは、新丸ビル5階のフレンチレストラン「Maison Barsac」店長 廣嵜さん。
ウィズコロナのなか、ランチとディナーが共に好調と聞き、他の飲食店さんへも何かヒントになるのではないかと、お忙しいなか取材にご協力いただきました。
■緊急事態宣言後のお店の状況は?
― 緊急事態宣言中はもちろん5月30日まで閉店。営業再開してもどこの店も厳しい状況でした。丸の内という土地柄、在宅ワークが定着しつつある中でいかに現状を打破し、未来のお客様に利用していただけるか、をずっと考えていました。
■大手媒体発表の2020年7月外食市場調査では首都圏前年比52%と言われていますが、実際どれぐらい戻ってきていますか?
― 7月は、丸の内のオフィス出社率がまだ半分くらいと聞いていましたので、落ち込みは調査データ以上に厳しかったです。頼みの綱でもあるグルメサイトからの予約もなかなか入らず、精神的にやられましたね。
■最近(8月末)ではかなり集客ができていると聞きましたが、売上回復にいたるまでの決め手は何かありますか?
― おかげさまで8月中旬からランチの予約が入り始め、ディナーも少しずつ御予約をいただけるようになりました。ただ、満席とは言っても席を撤去している状態なので、昨対比を越えることはまだまだ無いですね。
決め手になるかはわかりませんが、周りに流されないように意識しました。「デリバリーやTAKE OUTに力を入れよう!」みたいな風潮もあり、そんな成功している事例が、色々なところに掲載されていましたが、自分たちの店は違うかな?と感じてました。
東京駅を一望できる店内空間で、大切な人と美味しいフレンチとワインを楽しんでいただく。

バルサックとして、お客様が望む店であり続けることが大切だと思い、「どうしたら店内でまた食事をしてもらえるか?」にフォーカスをあて取り組んでいます。
感染対策は、かなり早い段階で整えました。席数も完全に間隔をあけて間引いた状態です。ネット上の情報を正しく整え、更新が困難なネット掲載を削除したり。
SNSも今まで以上に意識するようになりましたね。「あんしょく」でも取り上げてもらってますし(笑)
■ありがとうございます。確かに「あんしょく」と考え方の相性が合いますね(笑)では、最後に「あんしょく」掲載を決めた理由はなんですか?
― いろいろなメディア媒体があり、情報があふれている中、お客様目線に立った時にアフターコロナの時代に必要なツールだと思いました。あたり前のように掛けていた広告費と比べても気にならない金額なので、全然ありだと思いました。
まだスタートしたばかりの「あんしょく」ですが、飲食店を応援するというコンセプトに協力したいとも思いましたので、今後も期待しています。
― ありがとうございます!頑張ってまいります!!今後、新しいプロジェクトも本体のTTKとご一緒させていただけることになりましたので、楽しみですね。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。