新橋 新橋お多幸さん
あんしょくインタビュー第1回は、新橋駅から徒歩5分ほどにある老舗のおでん居酒屋「新橋お多幸」社長柿野さん。サラリーマンの聖地、新橋はかなり大変な様子で、仕込み前の貴重なお時間に取材させていただきました。
■緊急事態宣言後のお店の状況は?
― 駅から少し離れているのと、在宅ワークのせいなのか9月現在もかなり悪いです。グルメサイトからの予約も厳しい状況です。知り合いの個人店も同様に大変と聞いています。
■新橋駅周辺の路地裏を通ると、路上に出されたテーブル席で、歩きにくいほど混んでいる姿をよく見かけますけど。。。通路が3密みたいな(笑)新橋という立地でも厳しいのですね。
― あの辺りは立地集客があるかも知れないですね。新橋の7割くらいはチェーン店なので、資本体力があるところも羨ましく思います。ちょっと離れるだけで集客は落ち込んでしまいます。
■そうなんですね。確かに入口からこの広い空間は想像できないですね。。。でも今は、ちょっと離れた立地で、個人店さんの方がウィズコロナ対策とれると思いますよ。(オープン4時間前から、スタッフ全員で仕込み準備をする姿を見て、思わず踏み込んだ話をし過ぎてしまいましたので … 中略 … ^^;)
■改めまして、コロナ感染対策はどんなことをしていますか?(笑)
― 本来90席くらいありますが、間隔をあけて席数を減らしています。入口では、検温と手指消毒、光触媒で空間まるごと除菌して、空調もしっかり回して換気しています。あと、カウンターに飛沫防止ガードです。
■開店15:00からのようですが時間早いですね!?ランチはしないのですか?
― 過去にランチもやりましたが従業員の拘束時間もあるので、その意味もあって、スタートを早めて15:00から営業しています。あまりころころ変えても常連さんを迷わせてしまうから。こんな時期だからこそ、常連さんは大切にしないといけないと思ってます。
売上は厳しいけど、値段を上げる訳にもいかないし、今は安心・安全にしっかり対応し、来てくれる方が居心地良く「おでん」と「お酒」を楽しんでもらえたらと思います。
代わりにではないですけど、「リモート飲みに1人用おでん」のテイクアウト販売を始めました。単身の方が結構いるので、そんな方にオススメしています。
もともと「おでん缶」というお土産をやっているので、その延長みたいな感じでやっています。コロナ禍にお家やオフィスでも食べて貰えたら嬉しいです。

■ちょっと家で食べるのいいですね!買ってっていいですか?(笑)
― もちろんです。これはテイクアウト用に別で仕込んでいて、お家で美味しく食べられるように工夫してます。
■流石のこだわりですね、食べるのが楽しみです!ところで最近SNSを始められたようですが、いいですね!
― 私は良くわからないけど、若い衆がやっています。インスタグラムとツイッターを不慣れながら始めています。
■なるほどスタッフさんだったんですね、良いスタッフさんですね。SNSをフォロワー集めにしか思ってない店も多いなか、僕にも丁寧に対応してくれました。ぜひ色々レクチャーしたいですね。お多幸さんは、フェイスブックやったらよいと思いますよ。あと、、、、(内緒のアドバイス)。
― ぜひ頼みたいですね。「あんしょく」に参加したらいろいろ見てもらえるのですか?具体的には?
■もちろん、できる限りサポートします。具体的には、あんしょくエリアマップに安心対策店舗として掲載、インスタで紹介、エリア集客広告、あと売上があがるようにアドバイスしたりもします。今なら初期費用無料です(笑)実際、広告費はどれくらいなのですか?
― 毎月○○○に○万円と、△△△に△万円ですかね。それだけやってくれて月3,000円だけなの?ちょっと前向きに考えます。。。
■そうなんです、皆さんただの広告屋だと思って、良く拒絶反応起こされます(泣)ありがとうございます、ぜひご検討ください!
― 確かに怪しい営業多いから、知り合いの紹介じゃないと難しいかもしれないですね。あんしょくの取組みが気に入ったら紹介してあげますよ。
■ホントですか!?ありがとうございます!!すみません…30分のお約束が、完全オーバーしてしまいました。。。(反省)
柿野社長!お忙しいなか、とても丁寧にご対応いただきありがとうございました。老舗の店主は、おっかないトラウマがありビビッてましたが、とても気さくで話しやすい店主さんでした。
~早速、帰宅しテイクアウトおでんを実食!~


丁寧にとった出汁が染み込み、煮過ぎただけの良くある「おでん」ではない。食材それぞれに仕込みを変えたとおっしゃる意味に納得。
グルレポ風に言うと、「これは、おでんのアルデンテや~!!」
普段、苦手な昆布巻き(笑)もめちゃくちゃ旨かったです♪