コンサルティングを受けている企業さんは良く聞く言葉「ホスピタリティ」。
意味を調べれば、「そんなこと知っている」と言う方は多いと思います。
アフターコロナの中で、今一番お店に求められることは「安心への配慮」。
今回は、アフターコロナでのホスピタリティについて考えてみる。たとえば、
■コロナ禍に店先でよく見かけるシーン
「額に検温器をかざす行為」について。。
ウィズコロナの安全対策として検温は大切な行為
であることは周知されています。
アルコール消毒液を置いているだけのお店よりも、
感染対策への評価は高いと思います。
と同時に、
検温による顧客心理に配慮できているか、
否かに 差は生まれます。
額にガンタイプの検温器をあてる行為は、
頭に銃を突きつけているように見えませんか?
そう感じる人の数は、少ないかもしれませんが、
手首で検温できるものはあります。
中には、その行為を楽しく思う人や、検温自体を不快に感じる人も
いるかもしれません。
あなたのお店のお客様が、どのタイプの方なのか、またどのタイプの
お客様に来てほしいのか、考えてみると良いでしょう。
する側の感情と、される側の感情。
「視点を置き換えてみる」といろいろ見えてきます。
■コンビニで良く見かけるシーン
レジの飛沫防止シートに注意書きで、
「声が聞き取りにくく、何度も聞くことがあります」との張り紙。
店員さんの声も、お客さんには聞き取りにくいです。
より元気な聞き取りやすい声で接客しなくては、不快感を与えます。
■飲食店の入り口で良く見かけるのは、
「自治体の感染対策防止宣言ポスター」「自店の感染対策取組みポスター」
「テイクアウトのポスター」「ランチメニュー」「スマホ決済ポスター」
「営業中看板」「営業時間」などなど、多すぎるテキスト情報。
あなたのお店の入口には、どれだけテキストを情報がありますか?
今は集客に苦しんでいる店舗さんが多いと思います。
外からお店が営業中なのか、わからない店舗さんも多く見かけます。
また、お客さんが入口に立っても誰も対応しないお店、
暗いムードが溢れているお店、マスクをしない店員の客引きなどなど、
いろいろな意味でチャンスを逃しているお店が多いと感じます。
何事もネットで拡散される時代。
「良いサービスを受けるためにアカウントは開設しません」が、
「嫌な経験をしたら、うっぷんを晴らすためにアカウント開設をします」。
Googleの口コミを見れば良くわかるかと思います。
また、逆もしかりです。
「想像を越えるサービスには、アカウントを作ってでも応援したくなる」
ものです。
ソーシャルディスタンスと心の距離を意識して、
ホスピタリティを高めて、お店のファンを増やしましょう!
視点を置き換える習慣は、お金をかけずにできる対策です。
コロナに負けず、コロナをチャンスに変えていきましょう!!